おすすめ本

日頃読んでいる本を忘れないよう書き留めています。カテゴリに索引がありますので、そちらからどうぞ!
 
 
カテゴリー
リンク
グーパーウォーク
最近のコメント
最近のトラックバック
こどもの本

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

腐蝕の王国 上 著:江上 剛 

またまた、江上氏の作品を手にしてしまいました。経済小説に目がない私は、どっぷり浸かりそうです。

バブル期から崩壊にかけて銀行がどう生き延びて行くかが描かれたものです。東名富国銀行の頭取である藤山と副頭取である西前が、あの手この手を使ってのし上がって行く様が、したたかに残存している銀行のそれを表しているようです。



(概要)
藤山と西前は上司と部下の関係であり、また、他人に絶対に知られてはならない秘密を互いに握っている関係でもあった。それは、西前が若いとき、自らのミスで会社に多大な損害を与えてしまい左遷が確定的であったが、ある条件で藤山に栄転にしてもらい、一生藤山の部下(奴隷という表現の方が正しいか)としてあり続けた。一方、藤山は、新入社員の女子社員に手を出し、子供を作ってしまった。ゆくゆくは、頭取を狙っていた藤山にとって、スキャンダルを一番恐れ、西前に秘密裏に始末(堕胎)するよう命じた。これが条件にあたる。

しかし、西前は本当のところ堕胎の説得に成功したわけではなかった。この事が藤山に知れたら、もちろん一貫の終わり。実は、西前はその女子社員と面会を重ねた結果、愛情を覚えてしまったのだ。その結果出した結論は、生まれてきた子を自分の子供として引き取ると言うことだった。

藤山は、善くも悪くもリーダーシップに長けた人だった。もちろん、西前はそこに惚れ込んでしまい、自分に卑劣な命令を下した上司への批判を押さえ込んできた。出世のためであれば周りへの配慮、調整は、想像がつかない程きめ細やかだった。特に、銀行の不正をひた隠すための裏取引については目を引く。

藤山には敵は多く、たびたび追い落とし攻勢を浴びせられる。西前も金魚の糞のように藤山のそばにいるため、良く思われておらず、同様に攻撃の的になっていた。その攻撃を押さえ込めるかどうか、正念場に立たされた。

下巻につづく


藤山のあまりに身勝手な行動は、許し難いものがあります。ここまでして藤山について行く西前も信じられません。
それから、この物語ですごく不自然に感じたのが、西前の妻が他人の子を育てる事を同意した事です。読んでいただければ分かりますが、普通、このスチュエーションだと同意する事はあり得ないのでは?と思います。ただ、西前の妻には子供を宿す力がなく、その辺の心境が強く影響しているのだと思います。

腐蝕の王国〈上〉腐蝕の王国〈上〉
(2005/04)
江上 剛

商品詳細を見る

みなさんの応援が継続の力となります。1クリック応援よろしくお願いします!
 にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ blogram投票ボタン

スポンサーサイト
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
 
http://recommendedbooks.blog47.fc2.com/tb.php/165-a24e76fb
ブログ内検索
FC2カウンター
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

10月 | 2017年11月 | 12月
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -


通信販売
Blogで紹介!
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。