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果つる底なき 著:池井戸 潤 

池井戸氏の作品に江戸川乱歩賞があることを知り、久々に池井戸氏のものを読んでみました。元バンカーだけに、金融にまつわるサスペンスです。展開的にもなかなかおもしろいものでした。



(あらすじ)
二都銀行の伊木は、バンカーとしては出世しないタイプで、組織の一員としてではなく、自分の意志で個として動くタイプだった。そのため、上からはあまり良く思われず、過去に左遷された経緯があった。
事の発端は、同僚である坂本の死から始まる。ある日、伊木は坂本から意味深な言葉を聞き、その言葉が最後の会話となった。坂本が、社用車内で死亡しているのが発見された。最後の言葉とは、「これは貸しだからな」「期待せずに期待していてくれ」というもの。坂本の死因は、蜂に刺されたことによるアナフェラキシーショックだった。つまり、アレルギーショック死である。
坂本の死後、行内で調査した結果、坂本がお客の口座から多額の金を引き出していることが分かった。このことにより、坂本に対する見方が厳しいものとなった。死人に口無しである。しかし、伊木にはどうしても信じられなかった。ここから、坂本の死についての究明を伊木が始める。
坂本が死ぬ直前まで携わっていた顧客が、東京シリコンという半導体メーカーであり、かつてこの法人は伊木が融資担当していた。坂本は、業績が悪化してしまった東京シリコンからの回収を受け持っていた。伊木が坂本の身辺を整理していたところ、何点か疑問がわいてきた。坂本は几帳面で、業務日誌を事細かにつけていた。しかし、死亡当日の予定が空白だ。また、暗号のようなものを発見した。「109」。これはのちのち大きなキーワードとなる。伊木は、東京シリコンとは、別の意味でも親しい関係にあった。社長の娘と深い仲だったのだ。しかし、経営が傾きかけてからは、関係が断ち切れた状態であった。決定的なのは、社長の自殺だ。これにより、銀行への不信感が募り、関係解消となった。
坂本の形跡を追って行くと、伊木はこの死亡は事故ではなく、殺人事件だという結論に至った。現に、調査中見えない影がちらつき始めた。調べていた書類が紛失したり、鞄を奪われたりした。また、上司の行動に疑問を持つようにもなる。そして、決定的事件として、その上司が泥酔による転落死を遂げたのだ。口止めとして殺されたのだ。

ここから、伊木は素人ながら次々と真相を解明して行く。しかし、深く関わって行く程、伊木の身に危険が及んでいることに、まだ気づかずにいた。



警察も登場しますが、ほとんどこの作品の中では、真相究明に関わってきません。言ってしまえば、登場しなくても同じレベル。もう少し、警察とのやり取りがあった方が、現実味があったのでは。
この作品のキーワードは、「信頼」と「裏切り」。信頼したばかりに、人生を棒に振ってしまうもの。裏切りにより、上を目指すもの。人生を全うするには、信頼しすぎるのも問題なのでしょうか。現実的にはそうかもしれませんが・・・ ちょっと寂しいです。

果つる底なき果つる底なき
(1998/09)
池井戸 潤

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