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陪審法廷 著:楡 周平 

日本でもいよいよ裁判員制度が、2009年5月までに開始されることになっています。ただ時期は刻々と近づいていますが、多くの方々はあまり関心を寄せず、あくまで他人事と感じていると思います。現に、私がそうですから。

今回ご紹介する本は、裁判員制度とは少し違いますが、一般市民が判決を下すという意味では同じの陪審員制度に関する内容で、制度そのものについて考えさせられるものです。近い将来私たちも現実的に向き合わなければならない制度です。

裁判員制度と陪審員制度の違い
 裁判員制度
  ・裁判官6名と裁判員(無作為に選ばれた市民)6名から構成
  ・罪責(有罪/無罪)と量刑を判断
  ・意見が一致しない場合多数決で評決
 陪審員制度
  ・裁判官1名と陪審員(無作為に選ばれた市民)12名から構成
  ・罪責のみ判断
  ・原則全員一致で評決

この本の根幹は、『なぜ陪審員制度を米国はとっているか』と言うことにあると思います。法にど素人の市民が人一人の人生を決めてしまう決断をしなければならない制度が、なぜ必要なのか?それは、この本を読んでいただければ、おぼろげながら見えてくるような気がします。
ですので、ぜひ一度は目を通されたいものだと思います。



場面はある事件から始まる。
クロフォード夫妻には子供ができないでいた。そこで、あるとき養女をもらうことにした。その養女は、元々グアテマラのストリートチルドレンで、米国に密入国して施設に暮らしていた子供だ。名前はパメラ。ところが、あるときから養父であるクレイトンがとんでもないことをし始めた。性的虐待(レイプ)だ。もちろん、妻であるリサが夜勤でいないときにだ。パメラは、養女という立場からリサに告白することができなかった。告白すれば、必ず家庭が崩壊し、パメラ自身もやっとつかんだ幸せを手放すことになる。少なくともリサからは惜しみない愛情を受けていたからだ。そこで、思い悩み一つの決断をする。クレイトンを亡き者にすると。

パメラはある日、隣に住む同い年で幼なじみの研一にあの忌まわしい事実を告白した。パメラは研一に心を寄せており、自分の悩みを打ち明けてしまった。研一はというと、同じくパメラが気になる存在で告白されたとき、すぐに自分が手を下すと決断する。それは、最愛の人を守りたいという一心からだ。

そして事件が発生。研一がクレイトンを射殺した。すぐに警察にとらえられ、話は裁判へと続く。



裁判から先は、ぜひ読んでみてほしいところです。ここで、そこまで紹介してしまうと読んだ時の楽しみが半減してしまいます。裁判での検察側、弁護側の言い分を陪審員がどのように受け止め、どのように解釈し、どのように評決を導いていくのか。

一つ述べるとすると、過去の判例で判断をすれば陪審員など必要ありません。法に素人の市民が判決に加わると言うことは、白黒で有罪無罪を決めるのではなく、人間誰もが持ち合わせている情を汲み取ってやると言うことかもしれません。もちろん、それには賛否両論あるかと思いますが・・・
最後に、私はこの本で出た判決は正しいのではと思いました。

陪審法廷陪審法廷
(2007/03/30)
楡 周平

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