絵本 たった さんびきだけの いけ 作:宇治 勲

こどもたちにありがちな、「自分勝手」「わがまま」「自己中」をキーワードにしたお話です。なかなか良いお話でした。



(あらすじ)
登場人物は、カメとおたまじゃくしとさかなで、小さな池にその三匹だけで暮らしていました。その場その場で相手の気持ちなど考えずに、自分中心に第三者を巻き込みながら振る舞うおたまじゃくしは、ある日、陸でも生きていけるカメのことを仲間はずれにしました。カメはそれからいつもしょんぼりしていました。しばらくたったある日、おたまじゃくしに異変が起きました。そう、足がはえ手がはえ、とうとうカエルになったのです。そうなると、今度は水の中にしか住めないさかなを仲間はずれにし始めました。
その年の夏はあつく、雨が一滴も降らず、池の水は瞬く間に少なくなっていきました。見ると水の中でしか生きられないさかなが、たいへん苦しそうにしていました。それを見てカエルは、さかなのことを思い、今までの身勝手さを反省しました。なんとかして助けよう。カエルは、隣の川の水を引こうとひたすら一生懸命穴を掘り始めました。願いかなって、池には水があふれ、三匹は仲良く暮らしました。



いじめはほんと些細なことで起きるもの。相手の気持ちをちょっと考える時間を持てば防げたのに、いつしか周りまでもそのいじめに参加してる。相手への心遣いを大切にしたいものです。

たったさんびきだけのいけ (PHPにこにこえほん)たったさんびきだけのいけ (PHPにこにこえほん)
(2007/04/03)
宇治 勲

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